EYE ON PRECIOUSNESS
ヒートウェイヴ『NO FEAR』 『日々なる直感』のジャケットを撮影した写真家・トシ風間と、山口洋、細海魚による写真と音楽とのコラボレーション・イベントです。地獄商事社員の方や、ヒートウェイヴのファンの方だけでなく興味がありそうな方いらっしゃいましたら、ぜひ一緒にいらしてくださいね。
"EYE ON PRECIOUSNESS"
2004年11月25日(木)赤坂グラフィティ

出演=トシ風間、山口洋、細海魚
開場=18時30分/開演=19時30分
入場料=1,500円(ドリンク代600円別途必要)

問=東京地獄商事 03-5436-6977
このイベントへの参加ご希望の方は、電話 or イーメールのいずれかの方法で予約後、当日会場受付にて入場料+ドリンク代のお支払いとなります。
【電話予約】
電話予約は、11月11日(木)と11月12日(金)の2日間、12時〜21時まで受け付けます。お名前、連絡先、ご希望人数、(地獄商事社員の方は社員番号)をお知らせください。予約番号をお伝えします。
受付電話番号:03-5436-6977
【メール予約】
メール予約は、(heatwave@five-d.co.jp)にて予約を受け付けます。
11月19日(金)17時までを、一旦締め切りとさせていただきます。締め切り後に関しては随時ご相談ください。
件名(Subject)には「EYE ON PRECIOUSNESS予約」本文には、「お名前、電話番号、ご希望人数、(地獄商事社員の方は社員番号)」を明記の上、送信してください。東京地獄商事より予約番号を返信いたします。
 世界で一番好きな写真家は?と聞かれたなら、俺は「Toshi Kazama」と即答する。

 その痩せっぽちで、一重まぶたの男。トシとは10年以上前、NYで出会った。
 彼は英語もロクに話せない、ただギラギラしてるだけの俺を、居候として受け入れてくれただけでなく、甚だ使えない「助手」として、あるいはミュージシャンの友人として、世界中あちこちへと撮影旅行に同行させてくれた。
 それらの旅の中で、彼の口から語られる、まるでジェットコースターみたいな人生は、ヘタレの俺の背筋を伸ばすには充分だった。「人生は絶叫マシンなのか?」。俺はいたく興奮した。「すげぇ!」。武勇伝みたいにここで語ると、きっと彼が嫌がるだろうから、敢えて触れないけれど、「良くぞ、ここまでご無事で」みたいな「Life」だった。彼の静かなたたずまいの中には、途方もない「強さ」があって、同じだけの「優しさ」がたたえられていた。その作品は云うまでもなく。彼に出会ったその日から、俺のテーマは「No fear」に決まった。でもって、「怖れ」の向こう側には、確かに何かが待ち受けていた。随分危険なメにも遭ったから、安易に人には勧められないけれど。
 要するに、人間として、男として、創作者として、表現者として、一人のアホとして、計り知れない影響を受けた。ひょっとして、トシに出会わなかったら、もっとイージーな人生だったのかもしれない。眼をつぶるのも、知らないふりをするのも簡単だ。人の痛みに気づくことなく、手っとり早い道を選択して、多少の金を懐に入れてふんぞり返っていたかもしれない。けれど、バカボンのパパの言葉を借りるなら「これでいいのだ」、と最近ようやく思えるようになってきた。それは「人が人としてどうあるべきか」って事で、何処にたどり着くのかはまったく不明だけど、その道を歩いていくしかないって事だと思ってる。

 トシのライフワーク。それは全米の未成年の死刑囚をさまざまな角度から撮影すること。誰の支援も受けず、利益なんてあるはずもなく、それでも彼は単独でその道を切り拓いた。加害者、被害者、殺害現場、残された双方の家族、電気椅子、最期の食事、エトセトラ。「人は人を罰することが出来るのか?」、「社会に参画しているのなら、これは自分自身の問題ではないのか?」。難題をあまりにも素晴らしい写真で「静かに」問いかける。彼の問いかけは、すべての道に通じていると思う。決し彼は雄弁ではないけれど、写真と相まってぐっと来るものがある。
 去年、彼はNYで暴漢(と云うか殆ど通り魔)に襲われた。ICUに担ぎ込まれ、5日間意識不明で生死の境をさまよった。頭蓋骨骨折、聴力に障害をきたし、以前のようには歩けなくなった。けれど、意識を回復した彼がまずは家族に語った言葉。「犯罪を憎んでも、加害者を憎まないで欲しい」。戦争であれ、家庭内の紛争であれ、ここに解決のヒントがあると俺は思う。云うのは簡単だけれど、それを行動で示すのは並大抵じゃない。彼はこのプロジェクトで様々な痛みを抱えた人間に出会うことによって、自然にそう思えるようになったと、静かに語った。おそらくあなたが抱えている問題を解決するヒントも何処かにある。

 おっと、話が固くなってきたね。実のところ、俺はトシの講演を聞きに何度か足を運んだんだけれど(例えば大学とか、弁護士会館とかね)、会場の雰囲気が固くて何だか居づらかったんだな。話題が話題だからして、固くて当たり前と云われればそれまでなんだけど、こんな話題こそ、リラックスできる状況の中で聞きたいと思ったんだな。で、飲みたい人は飲める(また酒かよ!)雰囲気の中、生の写真(その奥深さに圧倒されると思うよ)に触れることが出来て、トシの話も聞けて、彼と会話も出来て、でもって、我々の音楽と写真とのコラボレーションもある、そんな場を設ける事が出来ないかな、と思ったんだ。何せ急な話だったんで、会場を押さえるのも大変だったりしたんだけど、スタッフが何とか探し出して来てくれた。謝々。トシ発案のイベントのタイトルは"EYE ON PRECIOUSNESS"。敢えて、訳さないね。みんなで飲みながら(飲み過ぎだってば)、同じ空間を共有して考えてくれれば、と思ってます。あ、トシは下戸だから、お茶でもいいんだよ。云うまでもなく、これは収益が目的じゃないから、出来るだけ安い値段でやるつもりです。仕事帰りに、友達の家に遊びに行く感じで来てくれたら、と思ってます。じゃ、待ってるよ。
ヒートウェイヴ 山口 洋(40)
■トシ風間氏の写真を2点紹介します。
"Micheal Beans"
© Toshi Kazama
"yellow mama"
© Toshi Kazama
■トシ風間氏の写真やインタビューが掲載されているページへのリンクです。

写真が見られます。
(日本語)
http://homepage2.nifty.com/shihai/report/kazama/photo1.html

インタビューが掲載されています。
(日本語)
http://www.abchintai.com/apartment/nyreport/ny01.html

アメリカのアムネスティーのサイトで写真が見られます。
(英語)
http://www.amnestyusa.org/abolish/juveniles/gallery/

トシ風間氏について書かれているページです。
(英語)
http://www.amnestyusa.org/abolish/juveniles/bio.html

このページ下のinterview with toshikazama をクリックするとインタビューが聞けます。
(英語)
http://www.amnestyusa.org/abolish/juveniles/

トシ風間氏について書かれているページです。
(英語)
http://www.tigersroar.com/vnews/display.v/ART/2004/09/22/41523ed578ec4

このページの表紙の写真はトシ風間氏の写真です。
13ページと14ページにインタビューが掲載されています。
(PDF、英語)
http://www.fortunesociety.org/deathpenalty.pdf

インタビューが掲載されています。
(英語)
http://www.fortunesociety.org/winter0204.htm

トシ風間氏について書かれているページです。
(日本語)
http://www.abchintai.com/apartment/nyreport/ny01.html

11月27日に行なわれる講演会について
(日本語)
http://www.yokohamaymca.org/event/2004ev/11/1127inoti/

2004.05.23に広島市まちづくり交流センター集会室にて行なわれた講演会に参加された方の感想が書かれています。
(日本語)
http://www.harukomania.com/diary/bn2004_05.html